最新記事

2005年09月03日

色合せ:見た目どおりの色で出力[Illustrator編]

いつも製品レポートやニュースへの感想が多いので、たまにはノウハウ的なものも提供したいと思う。
ノウハウと呼べるほどのものは果たしてあるかわからないけれど、市場にあまり出回ってなさそうでみんな曖昧になっているグレーゾーンを、体験を元にまとめてみようと思う。もちろん、間違い勘違いも多分にあると思うので、ここの記事も「ひとつの情報」として鵜呑みはしないように。

まずは「画面で見たままの色合いで印刷するには」

画面で見ているとおりの色合いで印刷したいと思うのはプロもアマも一緒だと思う。
欲求の内容的には特別なことじゃない。
しかしこれが、なかなか複雑でその理屈はおろか、アプリやプリンタの設定すらややこしい。

デザイナー御用達アプリ「イラストレーター」での色合せ→画面で見た目通りの印刷のプロセスをまとめてみた。
 イラストレーターはver.10、プリンタはEPSON PM-4000PXです。
なるべく簡潔に書きます。
1.ディスプレイのColorSyncを使った色合せ

・まず、画面の明るさを、まわりの環境に合せる。
   〜具体的には、少し引いた位置から部屋全体を眺めた時にディスプレイだけ浮いてないこと。部屋にもよりますが、かなり輝度は落とされるはず。うちの仕事部屋で夜CinemaDisplayを使う時は輝度は1/4ほどです。背後の白い壁や、手元の白い紙などから明らかにかけ離れて白く輝いていたら強すぎです。

・システム環境設定>ディスプレイ>カラー
   〜使用しているディスプレイ用のプロファイルを選ぶ。無い場合は「一般RGBプロファイル」などを選ぶ。
・「補正...」を行う。
   〜指示に従ってすすめるが、色温度の調節ではやや暖色系にする。具体的には、印刷予定のプリント用紙を手元に置き、部屋の照明が一番明るく当たる角度にしたときの白さと画面の白い部分が似るように色温度を合せる。環境によるが5500〜6500℃くらいになると思う。


2.イラストレーターのカラー設定

・メニュー>編集>カラー設定
   〜「ColorSync Workflow」を選ぶ。
・メニュー>画面>カラーを校正にチェックを入れる
・メニュー>画面>校正設定>カスタム...
   〜印刷に使うプリンターの設定を選ぶ(PM-4000PX SuperFine2(PK)など)※紙質を合せるのが重要
   〜これにより、画面の見た目がプリンタの出力レンジに合わせて簡易校正されます。この状態でこそ、プリンタでの色の出方が予測できます。

3.プリンタの設定

・メニュー>プリント
   〜「カラー調節」にて「色補正なし」を選びます。これが重要です。通常は「ドライバによる色補正」になっています。勘違いしやすいのは「ColorSyncによる色補正」を選んでしまうこと。IllustratorやPhotoshopには色校正機能がついているので、そちらを優先します。(逆にいうとWordやExcelなどは色補正機能などないと思いますので、ディスプレイをColorSyncで合せたなら、ここの設定は「ColorSyncによる色補正」を選ぶのではないかと思います。まだ検証していません)
   〜ここの色補正を切らないと、イラストレーター側で色補正されたものがプリンタドライバ側で再度色補正されて、正確な色が出ません。
・「Illustrator」の項目から、プリントスペース>プロファイルを、プリンタの設定に合せます。
   (例:PM-4000PX SuperFine2(PK))
・「印刷設定」にて、用紙種類を適切に合せます。品質は当然「きれい」を選びます。
   (例:EPSONスーパーファイン紙)

4.プリントします。

どうでしょうか。まったく同じではなくても、「印象としてはそのまま」の色合いで出てくると思います。

画面と印刷は元の色の要素がRGBとCMYKという根本的な違いがあるので、例えばRGBの色の守備範囲が三角形だとすると、CMYKは四角形。重なる部分もあるけど、重なってない部分も多い。色補正によって、それぞれの守備範囲をすり合わせて、お互いコンタクトできる範囲で色変換をする訳です。まぁ「妥協」ともいえるけれど、出力しようとする色が相手(プリンタ)の守備範囲外ならどうしようもないわけで。

色の守備範囲を三角形と四角形に見立てると、それぞれの頂点部分が重なりにくいというのが分かる。つまり、それぞれの原色に近い色は、再現しにくいということになる。例えばほぼ100%の赤・青・緑はどんなに色補正をがんばっても、印刷するとそれなりの発色にしかならない。業務レベルの印刷でも同じ(ただし特色といって、蛍光カラーなどCMYKのインクにプラスして使う場合もあり、印象が大分違ってくる)。

だから印刷を前提とした書類には、原色に近い赤・青・緑は使わないのが無難。フローチャートなど、ちょっとばかり色が変わっても問題ないものなら気にする必要はありませんが。

ところで、この色合せ。以外と?大きな影響を持っているのは「紙の白さ」です。印刷される写真やイラストの濃淡は、インクの密度で再現しています。つまり色が薄いところは、地の白い部分が見えているわけです。だから、普通紙のようなやや柔らかい白さの紙より、専用紙のような青白い紙に印刷した場合の方が、写真やイラストも寒色系にひっぱられます(印象としては、スッキリ・クリアな感じ)。紙が変わると、出力される絵の印象も変わるので、印刷業務の最終段階では「本紙校正」といって、実際に印刷に使う紙で色の再現度をチェックすることもあります。

つーことで、自己流イラストレーター印刷テクニックをタラタラと述べましたが、もし現状の印刷結果に不満がある方はお試しください。最初にも書いたように間違っている部分もあるかもしれません。日々研究していますので、そのうち更新することでしょう。

他のアプリは次回以降。
posted by dxd at 00:37 | Comment(0) | TrackBack(1) | Macでグラフィック
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/6501630

マイちゃんのぴくぴくオナニー
Excerpt: 腹違いの妹マイと肉体関係を結んでしまった♪お酒が入ったマイは兄である私の股間に手を伸ばしファスナーを下げトランクスの中に手を入れて来た瞬間・・・
Weblog: マイの小さいお口の中に・・・
Tracked: 2005-09-08 15:39
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。